視聴者が視聴率を気にするのはたぶんメディアの影響

昨日NHKでやってた「新春TV放談2012」で、小島慶子さんが

 

「視聴率の良し悪しが関係あるのは、その番組に広告を出してる広告主のはずなのに、なんで(視聴率に何の利害関係もない)一般の視聴者がいちいち視聴率を気にするんだろう」

 

という趣旨の、超もっともなことを言っていた。そこで思ったのだけど、そういう風に一般視聴者が視聴率を気にする傾向には、なんらかの構築過程が絶対あるはずだよなと。視聴者が視聴率を気にする必要は本来ぜんぜんないのだけど、たぶんメディアの側が視聴率を気にするようにあおってるはずなんだよね。紅白とか話題のドラマとか大きなスポーツイベントが放送されるたびに、スポーツ新聞が超極太の見出しで「40%超え!」みたいに書いたり。

 

つまり、みんなが視聴率を気にするのは、「勝手にやってる」というよりは「なんらかの学習の結果」なんじゃないかと思うわけです。で、その「視聴率をめぐる言説」というのはたぶん時代ごとにちょっとずつ変化してきてるような気がする。気がするっていうか、確実にそうなんじゃないかと。あと、こういう傾向はテレビが普及した国ならどこでもあるのか、日本はわりと特殊なのか、とか。

 

掘り下げがいのあるテーマだと思ったので、とりあえずメモ。ていうか、すでになんか文献あるのかもしれんが。