人生にケリをつける パート2
一年放置していたが、ふと思い立ってまた書いてみることにした。
ためになることとか面白いこととか、たぶん書かないと思う。
俺はもやもやをたくさん抱え込みがちな人間なので、ちゃんとそういうのを吐き出す場を作らないと精神衛生上良くない。ツイッターもあるけど、ある程度まとまったテキストの形でしか吐き出せない感情もある。
そういう場所にしたい。
親子だということを初めて知った。
家族を捨てて芸に生きた父親。
40歳を過ぎて歌舞伎の世界に入ることを決めた息子。
もう何年も、っていうか何十年のレベルで交流がなかった親子が同じ舞台に立つ。
久しぶりに見た市川猿翁はびっくりするくらい精気がなくなってて、もう余命あんまりないんだろうなという感じがした。
そんな状態での指導。そして舞台。
稽古の時以外はあまり多くの言葉は交わしていなかったようだが、
それでも二人がこのことにいたく感激していることは十分伝わってきた。
こないだ書いた「自分の人生にケリをつける」という言葉を思い出した。
その言葉そのまんまの状況だと思った。
「自分の好きな道を全うする」という文脈とはまた別の、
なんというか「宿命」みたいなもの。
そういうものを引き受けるべきときがいずれやってくるのかもしれない。